質問しましょう

仕事

 こんにちは。Shoyoです。

 日常生活や仕事、そして学びの現場で「質問」は単なる疑問の解消手段に留まらず、思考を深め、新たな発見につながる重要な手段となる。

 私たちは、何かを理解する際にすぐに答えを求める傾向にあるが、あえて質問することで自分自身の知識の幅が広がり、相手とのコミュニケーションも豊かになります。

 今回、質問することのメリットや、どのような質問が効果的か、そして良い質問を行うための意識やトレーニング方法について紹介していく。

1. 質問することのメリット

1.1. 理解の深化と知識の拡充
 勉強や仕事において、ただ教科書やマニュアルを読み進めるだけでは、曖昧な部分が残ったり、表面的な理解に留まるリスクがある。疑問に思った点をその場で質問することで、細かいニュアンスや背景にある理由を知ることができ、結果として深い理解が得られる。また、質問をすることで新たな視点や解決策を発見し、自分の思考の幅を広げることが可能になる。

1.2. コミュニケーションの活性化
 仕事の現場では、質問を通じて上司や同僚、さらには取引先との対話が活発になり、情報共有がスムーズに行われる効果がある。疑問点や意見を率直に共有することで、チーム全体の理解度が高まり、結果としてプロジェクトの正確な遂行や問題発生時の迅速な対応につながる。

1.3. 自己成長とスキルアップ
 質問をする行動は、自分自身の限界や知識レベルを客観的に把握する手段としても有効である。分からない点を明確にすることで、学ぶべき分野や強化すべきスキルが自然と浮かび上がり、自己改善の原動力となる。知識のアップデートは、常に環境が変化する現代社会において非常に重要である。

2. 良い質問と悪い質問のポイント

2.1. 良い質問の特徴

  • 明確で具体的であること
     質問の内容が具体的であれば、相手も答えやすく、議論が深まる。例えば「この理論のどこが曖昧なのか?」と尋ねることで、具体的な改善策や解説が得られる。
  • 背景や目的が明示されていること
     なぜその質問をするのか、背景を説明することで、相手も回答の意図を理解しやすくなり、より的確な返答が期待できる。
  • 前提知識を踏まえた上での質問
     ある程度の知識を前提として、そこからさらに掘り下げる質問は、単なる情報取得だけでなく、知識の連鎖的な理解を促す。

2.2. 悪い質問の特徴

  • 曖昧すぎる質問
     例えば「どうしてそんなことになるの?」など、内容が漠然としていると、答える側もどこから説明すればよいかが不明確になる。
  • 他者への配慮が欠けている質問
     場合によっては、相手を否定するような言い回しや、一方的な要求になってしまう質問は、コミュニケーションの障壁となりかねない。
  • 準備不足な質問
     自分で調べる努力を怠り、いきなり基本的な内容を質問することは、相手への負担を増やすだけでなく、自己成長の機会を逃すことにもつながる。

3. 良い質問を行うために意識すること・トレーニング方法

3.1. 目的を明確にする
 質問する前に、なぜその疑問を解消したいのか、目的や背景を自分なりに整理しましょう。目的意識があると、質問もより具体的になり、回答者も納得のいく答えを提供しやすくなる。

3.2. 質問の準備をする
 まずは自分でしっかり調べることが基本となる。参考資料や関連する文献を確認した上で、「それでも分からない点」や「深く掘り下げたい部分」を洗い出すと、質の高い質問が生まれる。また、調べた内容を簡潔にまとめ、質問文に含めると、相手にも誠意が伝わる。

3.3. ロールプレイングや議論の練習
 グループディスカッションや勉強会の中で、積極的に質問する練習を重ねましょう。友人や同僚とロールプレイング形式で「疑問をぶつけ合う」トレーニングは、自信を持って質問するための良い方法です。これにより、場面に応じた適切な言葉遣いやタイミングを身に着けることができる。

3.4. フィードバックを求める
 質問した後、相手から「もっとこういう質問が良かった」などフィードバックをもらうことも大切である。自分の質問の良し悪しを客観的に見極め、改善する姿勢が、良い質問力の向上に直結する。また、同じテーマについて複数人の意見を聞くことで、異なる視点や補完的な質問の仕方を学ぶことができる。

3.5. 日々の習慣として質問を取り入れる
 新しい知識や情報に触れるたび、必ず「なぜ?」「どうして?」と自分自身に問いかける癖をつけましょう。日常生活の中で「疑問」を見逃さず、常に探究心を持ち続けることで、自然と良い質問力が養われていく。

 質問することは、単なる疑問解消の手段に留まらず、自己成長、知識の深化、コミュニケーションの円滑化といった多くのメリットをもたらす。良い質問とは、目的が明確で具体的なものであり、相手への配慮が行き届いたものでなければならない。そのためのトレーニングとして、事前の調査、ディスカッション、そしてフィードバックの活用が効果的だ。質問の達人を目指すことで、私たちは常に学び続け、新たな発見を得ることができるでしょう。

 あなたも今日から、疑問を恐れず、積極的に質問することで、日々の学びや仕事に新しい風を吹き込みましょう。質問こそが、未来への扉を開く鍵となるでしょう。

【今日のススミ】今回、良い質問の特徴と良い質問をするための方法をお伝えした。ひとつ気をつけたいこととして、良い質問をしようと意識しすぎないでほしい。矛盾が生じるかもしれないが、日々質問力のトレーニングしながらも授業や会議では積極的かつ大胆に質問してほしい。はじめは良いとは到底言えない質問をしてしまうかもしれない。失敗してもいい。失敗から学ぶことが一番の近道だ。進んで質問をしましょう。

自己紹介
Shoyo

はじめまして、Shoyoです。
大阪府出身。国立大学薬学部卒。同大学大学院卒。
製薬会社に勤めるかたわら、勉強や仕事に前向きに突き進んでいけるようなブログを書いています。
【趣味】マラソン、登山、音楽、読書
【これまで抱いた夢】プロ野球選手、研究者
【現在の夢】感謝される人になる、本を出版する(したい)
【最近の目標】マラソン4時間以内(自己ベスト4時間20分)、ハーフマラソン1時間20分(自己ベスト1時間33分)、簿記3級、FP3級合格 
【愛読書】神様のカルテ
自他認めるマイペースですが、よろしくお願いします!

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