こんにちは、Shoyoです。今回は企業理念を体現することの重要性を述べていく。
先日、大阪出張の帰りに前から気になっていた「歴史を刻め 日本橋店」に足を運んだ。仕事疲れを引きずりつつも、話題になっている独特の世界観を味わえると思うと足取りは軽かった。到着したのは開店45分前。さすがに余裕だろうと思っていたが、店の前にはすでに20人ほどの行列ができていた。なにわの二郎系の熱量を甘く見ていたことを、早々に思い知らされる。
並ぶこと約1時間。ようやく入店すると、まず目に飛び込んできたのは壁一面に貼られたアニメキャラクターのポスター。そして店内の一角には、なぜかDJブースまでセットされている。ラーメン屋にDJブース。初見では理解が追いつかないが妙にしっくりくるのがこの店の不思議な魅力だ。
しかし、何より印象に残ったのは店員さんたちの存在だった。活気ある声、テンションの高い接客、そしてクセの強いヘアスタイル(もちろん褒め言葉)。そのすべてが店の空気を作り上げていた。ラーメンが提供されるときには「行ってらっしゃい」、食べ終えて退店するときには「お元気で」。この掛け声がお客さん全員に向けて自然に発せられている。常連さんには個別に声をかけ、まるで友人のように会話を交わしている姿も見られた。
その光景を見ていると、「この店はただラーメンを提供しているだけではない」と強く感じた。お客さんを“ファン”として大切にして店全体で一つの空間を作り上げている。店員一人ひとりが同じ方向を向き、同じ価値観を共有していることが伝わってきた。
後日公式HPやSNSを調べてみると、そこには「おもしろい方へ」という理念が掲げられていた。お客様に満足と元気を提供すること。それがこの店の軸であり、すべての行動の根幹にあるようだ。実際に訪れたときに感じたあの一体感は、この理念が店員全員に浸透しているからこそ生まれていたのだと納得した。
理念はどの組織にもある。問題は、それが“形だけ”で終わってしまうことが多いという点だ。掲げられた理念が壁に飾られたまま、誰の行動にも反映されていない組織は少なくない。だが「歴史を刻め 日本橋店」では、理念が完全に“行動”として表れていた。店員の声、接客、店内の雰囲気、常連との距離感。そのすべてが「おもしろい方へ」を体現していた。(訪れたことはないが他店舗も同様に)
この体験は、私にとって大きな気づきになった。企業が大きくなればなるほど、社員全員と理念を共有し続けることは難しくなる。部署が増え、役割が細分化され、日々の業務に追われるうちに、理念はいつの間にか遠い存在になってしまう。誰もが理念の重要性を理解しているはずなのに、実際の行動に落とし込むのは簡単ではない。
しかし、本来理念とは組織の軸であり、判断の基準であり、行動の方向性を示すものだ。理念が共有されていない組織はどれだけ優秀な人材が集まっても、どれだけ立派な戦略を掲げても、どこかでバラバラになってしまう。逆に、理念が浸透している組織は、個々の行動が自然と同じ方向を向き、強い一体感が生まれる。
「歴史を刻め 日本橋店」で感じたのはまさにその一体感だった。店員一人ひとりが理念を理解し、自分の言葉と行動で表現している。だからこそ、店全体が一つの作品のようにまとまっていた。理念が浸透した組織は、ここまで強くなるのかと感銘を受けた。
企業規模が大きくなるほど、理念を共有することは難しい。しかし、だからこそ最も大切にすべきことでもある。理念があるからこそ、組織は迷わず進める。理念があるからこそ、個々の行動に意味が生まれる。理念があるからこそ、組織は強くなる。
大阪で食べた一杯のラーメンは、単なる食事ではなく、組織の本質を教えてくれる体験だった。理念を掲げるだけでなく、それを全員が体現すること。その大切さを改めて感じた出張だった。
改めて、ごちそうさまでした。
【今日のススミ】
最近、自分でも薄々気づいている。ブログの投稿が、どう考えても二郎系に寄りすぎている。歴史を刻め日本橋店に行った二日後には、千葉のBooBoo太郎へ足を運んだ。さらに最近は、自宅から14km先にあるラーメン二郎まで走って訪れるという暴挙に出た。走ったからカロリーは相殺…と自分に言い聞かせてはいるものの、どう考えてもオーバーしている気しかしない。3月にはフルマラソンが控えている。このままでは当日コースを走っているのはランナーではなく豚が走っていると思われても仕方がない。というわけで、ここらで少し自制しようと思う。小ラーメン、麺半分。野菜マシマシで。皆さんは「ニンニク入れますか?」


コメント